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イージス艦あたご無罪判決・当然だが、マスコミに惑わされず法治主義貫いた秋山敬裁判長に敬意・頑張った後潟、長岩両被告・山田吉彦、部下捨てた石破茂、防衛省と海自の幹部、取り調べた海上保安官らの責任

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無罪判決を受け、記者会見する長岩友久被告(左)と涙を拭う後潟桂太郎被告=11日午後
無罪判決を受け、記者会見する長岩友久被告(左)と涙を拭う後潟桂太郎被告=11日


イージス艦衝突事故の無罪判決を受け記者会見し、悔し涙を流す吉清美津男さん=5月11日午後、横浜市中区
イージス艦衝突事故の無罪判決を受け記者会見し、悔し涙を流す吉清美津男さん=11日、横浜市

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110511-00000033-mai-soci

<イージス艦無罪判決>遺族ぼうぜん「墓前に報告できぬ」
毎日新聞 5月11日(水)11時40分配信

 海上自衛隊イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、業務上過失致死罪などに問われた自衛官2人に対し、横浜地裁はいずれも「刑事責任は問えない」と判断した。事故から3年余り。2人が死亡したという事実を意識してか、硬い表情を崩さず前を見つめる2人の被告。傍聴席の遺族は「無罪」の判決に対し、やり場のない怒りをこらえるように目を伏せた。【松倉佑輔、山下俊輔】

 午前10時過ぎ、横浜地裁101号法廷。秋山敬(ひろし)裁判長が、やや甲高い声で判決の主文を言い渡した。「被告人両名は無罪」

 証言台の前に立った後潟(うしろがた)桂太郎被告(38)と長岩友久被告(37)はともに黒っぽいスーツ姿。表情を変えずに被告人席に戻ると、後潟被告は真っすぐ前を見つめ続け、長岩被告は天井を見上げて一息ついてから、判決理由に聴き入った。

 事故で亡くなった吉清(きちせい)治夫さん(当時58歳)と哲大(てつひろ)さん(同23歳)の親族は満席の傍聴席で最後列に並んだ。無罪が告げられると一様にぼうぜんとなり、吉清さんのおい祥章(よしあき)さん(21)は前のめりで裁判長の言葉に耳を傾け、弟美津男さん(60)は腕を組んだまま目を伏せた。

 閉廷後、後潟被告は「裁判所には膨大な証拠類を検証していただき感謝している」。長岩被告は「公正に判断していただいた。日本が法治国家として健全なことに安心した」と話した。

 一方、祥章さんは「裁判所の判断は理解できず、墓前に報告できない」と憤り、美津男さんは「兄が自らぶつかっていったなんて……。納得できない」と涙で声を詰まらせた。

 両被告は公判を通じて、捜査側との対決姿勢を崩さなかった。昨年8月23日の初公判。亡くなった2人への哀悼の意を示しつつも、捜査批判を展開した。後潟被告は「世論が沸騰し、ゆがんだ捜査が行われた」。長岩被告も「(捜査側の)航跡図は虚構。作られた過失で刑事責任を問われるいわれはありません」と強い口調で起訴内容を否認していた。

 1月31日に結審すると、両被告は初めて記者会見に臨んだ。後潟被告は「『調書にサインできない』と言うと、(取り調べた)海上保安官が『2人死んでるんだ』とわめき始めた」と話し、捜査側への不信感をあらわにした。長岩被告も、保安官が描いた航跡図への同意を迫られ、否定した際の様子を振り返り「毎日毎日『考えてくれたか』と(同意するよう)言われ、1週間粘ってやっと(保安官は)あきらめた」と説明した。

 ただ、防衛省への復職を巡っては、2人の「温度差」が浮かんだ。後潟被告は「省の混乱を見ていて、命を預け得る組織なのか、今も疑問が残る」と発言。当直交代後の事故で刑事責任を問われたことに悔しさを隠しきれない様子で、復職の意思について明言を避けた。一方、長岩被告は「取り調べの誘導に乗ってはいけないという教訓を伝えていく使命を感じている」と述べ、復職に意欲を示していた。

 ◇「とても納得できない」漁師仲間に衝撃

 「とても納得なんかできない」。亡くなった吉清(きちせい)治夫さん(当時58歳)と、長男哲大(てつひろ)さん(同23歳)親子が生まれ育った千葉県勝浦市では「2人の無念を晴らそう」と仲間の漁師らが裁判の行方を見守ってきただけに、無罪判決に衝撃が広がった。
(略)

 ◇「こういう結果とは…」海自幹部らに戸惑いも

 2年前に長岩友久被告の不適切な見張り指揮などが直接の原因となったとの報告書をまとめている防衛省・海上自衛隊では、幹部らが両被告無罪の判決に驚きの表情を見せた。「こういう結果になるとは……。理由を聞いてみないと何とも言えない」
(以下略)

イージス艦衝突事故


無罪は当然だ。

2008年2月19日、事故当時、イージス艦「あたご」は真っ直ぐゆっくり進んでいた。

そこに、高速エンジンを積んで小回りの利く漁船「清徳丸」が突っ込んで行った。

これで、イージス艦「あたご」側が有罪になったのでは堪ったもんじゃない。

こんな簡単なことなのに、事件が起こった2008年2月から長期に亘り、マスコミや政治家たちは一方的にイージス艦あたご側を悪者に仕立て、「人殺し」扱いした。




山田吉彦 当時は日本財団(日本船舶振興会)チームリーダー、現在は東海大学の教授 山田吉彦
山田吉彦

特にイージス艦あたごを悪者に仕立て上げたのに功績があったのは、当時は日本財団(日本船舶振興会)に所属し、現在は東海大学の教授となっている山田吉彦だった。

当時山田吉彦は、連日朝から晩まで、NHKから民放まで出演しまくり、「イージス艦が悪い!」、 「あたご側に回避義務があったことは間違いない」、「イージス艦は日本の光が見えるところまで来て気が緩んだ可能性がある」、「午前4時交代の当直は睡眠時間も少なく一番厳しいとされている。厳しい訓練を終え入港間近となった安堵感が事故の一因になった感は否めない」など、とにかく悪いのは、イージス艦「あたご」側だという世論を決定付けた。




石破茂防衛省、衝突時に仮眠の艦長を更迭へ
石破茂防衛省、衝突時に仮眠の艦長を更迭へ

それと、当時、防衛大臣だった石破茂もダメダメだった。

石破防衛相は2008年2月26日の衆院安全保障委員会で、イージス艦「あたご」艦長の舩渡健・1等海佐が事故当時、艦長室で仮眠していたことを明らかにし「処分は考えざるを得ない。いつまでも艦長の任にとどまることはふさわしいと思わない」と更迭する方針を明らかにした。

事故当時は夜間の当直体制で、水雷長が当直士官として艦長の代わりに操船の全権を委任されており、艦長の仮眠には特に非があるわけではなかった。

しかし石破防衛相は「太平洋のど真ん中ではなく、もうすぐ東京湾という地点で仮眠をとっていたことは、必ずしも望ましいことだと思わない」という強引な言い掛かりによって船長を更迭するにした。


その時は、イージス艦「あたご」と千葉県勝浦市の漁船「清徳丸」の衝突事故から約1週間が経過していたが、野党やマスコミの言いがかりはチンピラのように低レベルでしつこかった。

この石破茂によるイージス艦「あたご」の舩渡健艦長の更迭は、山田吉彦、その他マスコミ、野党などからの連日のバッシングに屈した防衛大臣が公然とイージス艦あたご側の非を認めたことを意味した。

こんな卑怯者が上司では、部下の自衛隊員も辛い。



その結果、防衛省・海上自衛隊幹部らも、イージス艦あたごの乗組員らを見捨て、2年前に長岩友久被告の不適切な見張り指揮などが直接の原因となったとの報告書をまとめた。




また、取り調べをした海上保安官も酷い。

取り調べをし、『2人死んでるんだ』とわめき始めたキティの海上保安官こを更迭すべきだ。

元大阪地検特捜部の前田恒彦のように物証を改竄したわけではないから犯罪にはならないが、この海上保安官も自分の成績のために無実の人物を犯罪者に仕立て上げようという魂胆が見え見えだ。




以上、全マスコミ、山田吉彦、石破茂、当時野党だった民主党などの国会議員ども、己の保身のために部下を見捨てた防衛省・海上自衛隊幹部ら、自分の成績のために不当な取り調べをした海上保安官らは、猛省して済む話ではないと思う。

きちんと責任を取るべきだ。






イージス艦衝突事故の判決公判に出廷した後潟桂太郎被告(中央)と長岩友久被告(右)(イラスト 勝山展年)
イージス艦衝突事故の判決公判に出廷した後潟桂太郎被告(中央)と長岩友久被告(右)

一方、世論に屈することなく、法と証拠に基づき、無罪判決を言い渡した横浜地裁の秋山敬裁判長には敬意を表したい。

裁判官の中の裁判官だ!


後潟桂太郎被告と長岩友久被告にとっては、本当にうれしい「無罪」判決となった。

本当にお疲れ様でした。




●関連記事

イージス艦事故
防衛相海上幕僚監部の「艦船事故調査委員会」が乗組員らの事情聴取始める
清徳丸はなぜ衝突したか
マスコミの報道は海を全く知らない愚論
ジム・アワー元国防総省日本部長「海自批判は早計」
http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/31007409.html

(一部抜粋)

「イージス艦は真っ直ぐゆっくり進んでいたにもかかわらず、どうしてそこに漁船が突っ込んで行ったのか?」という最も素朴な疑問に触れもせず、偏った憶測によって国会で討論したりマスコミが報道したりするのは、もう止せ。

まずは、高速エンジンを積んで小回りの利く漁船が、どうして真っ直ぐゆっくり進んでいたイージス艦に衝突してしまったのか疑問を抱くのが普通だ。

聴くところによると、漁船は自動操舵にして酒を飲んだり眠ったりしていることもあるそうだ。



■2008/02/27 (水) マスコミの報道振りは、海を全く知らない愚論!
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=119209&log=20080227

(一部抜粋)
考えてもみなさい、浦賀水道やら大島近海で、巨大な「本船」が小型船を意識してその都度回避行動などしていたら、東京湾の海上交通は麻痺してしまうではないか。
この場合、法令はともかく、現実の行動として漁船に回避する義務があったとする方が現実に即している。




イージス艦「あたご」(奥)と衝突した漁船「清徳丸」の船尾部分(手前)。中央は海上保安庁の巡視艇=2008年2月、千葉県・野島崎沖の太平洋
イージス艦「あたご」(奥)と衝突した漁船「清徳丸」の船尾部分(手前)。中央は海上保安庁の巡視艇=2008年2月、千葉県・野島崎沖の太平洋



――――――
ジム・アワー元国防総省日本部長 イージス艦事故 海自批判は早計
2008/03/05, 産経新聞

(一部抜粋)

 大型船が香港であれ、東京湾であれ、入港する際に、漁船のような小型船が周囲に多くある中で操舵(そうだ)して進もうとするのは不可能だ。大型船は妥当なゆっくりとした速度で航行し、小型船は大型船を通過させるようにかじを取る。私の知る限り、「あたご」は監視員を艦橋に置くなどした上で、適切なスピードで進んでいた。

 安定して航路を進むために自動操舵にしていたかもしれないことを理由にイージス艦側を無責任だと責めるより、「清徳丸」が警戒していたのなら、なぜ進路から外れなかったのかと問う必要がある。吉清治夫さんと哲大さんは疲労で居眠りしていたかもしれず、付近にいた他の船からの警告に反応しなかったのではないか、と誰も疑問を示してはいない。

――――――



 
 
 
尖閣を護れ!国民大集会 ≫ 5月14日(土) 豊島
■尖閣を護れ!国民大集会

日時 平成23年5月14日(土)
13時15分開場 13時30分開会 16時終了予定

会場 みらい座いけぶくろ(豊島公会堂)
豊島区東池袋1-19-1
池袋駅東口徒歩5分 旧三越裏、中池袋公園前

入場無料

司会 村田春樹
基調講演 殿岡昭郎
シンポジウム(司会 殿岡昭郎)登壇はシナに領土を奪われた少数民族
沖縄からの訴え 映像説明 仲村覚
決議文朗読 荒木紫帆
閉会と総括 鈴木信行

主催 尖閣を護れ!国民大集会実行委員会
   実行委員長 殿岡昭郎
   事務局長  村田春樹(電話090-7055-2500)



 
 
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