
英国の国旗はどうなるのか?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140919/k10014713301000.html
スコットランド住民投票 開票作業始まる
9月19日 6時16分、NHKニュース
イギリス北部のスコットランド独立の賛否を問う住民投票は終了し、開票作業が行われており、日本時間の19日午後には、独立が支持されるかどうか大勢が判明する見通しです。
イギリス北部のスコットランドの住民投票は18日、スコットランドにある2600か所の投票所で行われ、先ほど日本時間の19日午前6時で締め切られました。
開票作業は32ある自治体にそれぞれ設けられた開票所で行われており、作業が終了した場所から順次、開票結果が発表されます。
スコットランドの将来を決める今回の住民投票は有権者の関心が極めて高く、投票率は高くなるものと見られていて、各地の投票所では有権者が次々に訪れ、投票を行っていました。
また、イギリスのメディアはいずれも「歴史的な投票だ」などと、今回の住民投票の重要性を伝えています。
賛成の運動を主導してきた「スコットランド民族党」のサモンド党首はスコットランド北東部のアバディーン近郊の投票所で一票を投じ、「スコットランドの将来を自分たちの手でつくっていける」と述べて、賛成派の勝利に期待を示しました。
投票は、「スコットランドは独立国になるべきか」という質問に「はい」か「いいえ」で答えるかたちで行われました。
独立への賛成が反対を上回れば、投票率に関係なく、スコットランドのイギリスからの独立が決まることになります。
スコットランドの有権者が独立を支持するかどうか、大勢は日本時間の19日午後に判明する見通しです。
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米大統領は「結束を望む」
アメリカのオバマ大統領は、ツイッターに、「不安定な世界にあって、イギリスは、アメリカにとって極めて重要なパートナーであり、引き続き力強く結束することを望む」と書き込み、スコットランドがイギリスにとどまることが望ましいという考えを示唆しました。
また、ホワイトハウスのアーネスト報道官は、18日の記者会見で、「スコットランドの人々によって決められるべきことで、最善だと思うほうに投票すべきだ」と述べ、アメリカ政府としては、住民投票の結果を尊重する考えを示しました。
仏大統領「ヨーロッパの将来を決定」
フランスのオランド大統領は18日、大統領府で行った記者会見で、「スコットランドの住民投票の結果は、イギリスのみならずヨーロッパの将来を決定づけるものだ」と述べ、住民投票で賛成派が勝利してスコットランドの独立が決まった場合、ヨーロッパ全体に大きな影響を与えることになるという考えを示しました。
ロシアは静観
ウクライナ東部の中心都市ドネツクでは、18日、親ロシア派の住民らが、スコットランドの独立を支持する集会を開きました。
ドネツク中心部の広場には、親ロシア派の一部の住民らが、自分たちの組織「ドネツク人民共和国」と、スコットランドの旗を持って集まり、それぞれの独立への支持をアピールしました。
ウクライナのポロシェンコ大統領は、親ロシア派が支配する東部の一部の地域に3年間の自治権を認めることを決めましたが、親ロシア派はウクライナからの独立を求める姿勢を崩していません。
一方、親ロシア派の後ろ盾となっているロシアは、住民投票の結果を受けてウクライナからクリミアを一方的に編入しましたが、かつてロシアからの独立を主張したチェチェンを軍事力で抑え分離独立に強く反対してきたことから、スコットランドの住民投票については、静観する姿勢をみせています。

独立賛成派の大胆ノーパンパンチラ
英世論調査会社ユーガブ(YouGov)が行った出口調査によると、独立反対が54%、独立賛成が46%となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140919-00000001-jij_afp-int
スコットランド住民投票、開票開始 「独立反対」優勢の出口調査も
AFP=時事 9月19日(金)7時46分配信
スコットランド住民投票、開票開始 「独立反対」優勢の出口調査も
英スコットランドグラスゴー東部の投票所前に並ぶスコットランド独立に賛成する人(右)と反対する人(左、2014年9月18日撮影)。
【AFP=時事】英北部スコットランド(Scotland)で18日、英国からの独立の是非を問う歴史的な住民投票が行われた。投票は午後10時(日本時間19日午前6時)に締め切られ、その直後に開票作業が始められた。
最近まで独立賛成派が勝利することはないと考えられていたが、投票日直前の2週間に独立賛成が急速に勢いを増し、世論調査各社は接戦になると予想している。
有権者登録をした人は投票権を持つ住民の約97%に当たる430万人近くに上り、関心の高さが示された。当局者によると、投票率は80%程度とみられている。投票した人たちはスコットランドの5000か所以上に設けられた投票所で、「スコットランドは独立した国であるべきか」という質問に「Yes」か「No」の二者択一で答えた。
英世論調査会社ユーガブ(YouGov)が行った出口調査によると、独立反対が54%、独立賛成が46%で、独立反対派が勝つと予想されている。【翻訳編集】 AFPBB News
▼主なスケジュール▼
日本 19日 6:00(ロンドン 22:00)
投票終了、順次開票(投票報道も解禁)
日本 19日 10:00(ロンドン 2:00)
選挙区(約15%)の結果発表
日本 19日 11:00(ロンドン 3:00)
選挙区(約50%)の結果発表
日本 19日 11:30(ロンドン 3:30)
選挙区(約60%)の結果発表
日本 19日 12:00(ロンドン 4:00)
選挙区(約70%)の結果発表
日本 19日 13:00(ロンドン 5:00)
選挙区(約95%)の結果発表
日本 19日 14:30~15:30頃(ロンドン 6:30~7:30頃)
全ての開票作業終了→結果発表
もしも、スコットランドが独立した場合の影響については、次の記事にまとまっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140918-00000581-san-eurp
スコットランド独立投票 成熟大国・英国の未来は?君主制・通貨・国籍で混乱も
産経新聞 9月18日(木)19時39分配信
【エディンバラ(英国北部)=内藤泰朗】英北部スコットランドの独立の是非を問う18日の住民投票で、独立賛成派が勝てば英国は分裂し、新国家の創設に向けた「離婚協議」が始まる。独立派は昨年11月に発表した「未来白書」などで、独立後の繁栄した未来を描いてきた。だが、新たな国家像は重要な点であいまいな記述も目立ち、混乱する可能性もはらむ。成熟した民主主義国家、英国の未来が揺れている。
■君主制
独立派のスコットランド行政府がまとめた670ページの白書は、新国家はエリザベス英女王を元首とする体制を維持するとうたう。
スコットランドは9世紀から王国としてまとまってきたが、イングランドとの抗争の末、17世紀に同君連合の関係となり、両国は1707年に合同した。
スコットランド行政府は、政治体制としては立憲君主制を目指す方針を打ち出しているが、将来は立憲君主制か共和制かを問う住民投票を実施するとも表明。将来にわたって君主制が維持されるかは不明だ。
■通貨
市民たちの関心が最も高いのが将来の通貨だ。白書は独立後、英国と通貨同盟を形成し、英ポンドを維持するとしている。
欧州の共通通貨ユーロへの加盟や独自通貨の導入が困難な中、新国家は英ポンドを利用せざるを得ない。
しかし、英政府はポンドの使用を認めない方針だ。独立派は、英国側がポンド使用を認めないのなら、総額約2・9兆ポンド(約510兆円)の英国の負債の分割には応じないとしている。
「国家主権の象徴である通貨を他国に依存する国は二流国。繁栄どころの話ではない」と警告する専門家もいる。
■北海油田
スコットランド行政府は、英国には存在しない成文憲法を採択し、「より平等で、市民の福祉と社会保障を充実させた民主的で平和的な高福祉国家の建設を実現する」としている。
その財源として独立派が重視しているのが、豊富な埋蔵量を誇る北海油田だ。同油田からの収入の約9割を手にすることをもくろみ、「豊かで、繁栄した国をつくる」とバラ色の未来を描く。
しかし、北海油田は今後、産油量が減る局面に入るとされるほか、維持や閉鎖に不可欠な膨大な資金をどう調達するか、といった長期的視点が欠けているとの批判もある。
■国籍
国籍の問題も不透明だ。白書は、2016年3月としている「独立の日」に、スコットランドにいるすべての英国人は自動的にスコットランド国籍を取得するとして、英国などとの複数国籍を認めるとする。外国在住のスコットランド人にも国籍を与える方針だ。
複数の国籍を認めて複雑な問題を解決する狙いだとみられるが、独立が決まった場合、大量の英国人が英南部に引き揚げるといった混乱も予想される。一方で、移民たちは国籍取得の千載一遇のチャンスとみて期待を抱いている。
影響については、上記の他、イギリスは核ミサイルを積んだ原子力潜水艦を保有しているが(関連記事)、この基地はスコットランドにあり、移転する必要が生じる。

その他、スペインでは、カタルーニャ州が独立を目指す動きが高まっているため、カタルーニャ州のスペインからの独立にも影響しかねない。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140918/k10014682281000.html
スペインのカタルーニャ州からも
スコットランドの独立を支持する人たちが集まったグラスゴー市内の広場には、17日、スペインからの独立の賛否を問う住民投票の実施を求めているカタルーニャ州の人たちが応援に駆けつけていました。
仲間4人で車とオートバイなどでカタルーニャ州からスコットランドまでやってきたという消防士の男性は「応援するために来ました。ここで独立派が勝てば、私たちにとってもよいことだと思います。ヨーロッパでこうしたプロセスが当然のことだと理解されるようになりますから。ただ、スペイン政府は私たちの住民投票を認めていないので、スコットランドの人たちがうらやましいです」と話していました。
スペイン首相は懸念示す
スコットランドで住民投票が実施されるのを前に、スペインのラホイ首相は17日、議会で、「通貨や公的債務、年金などさまざまな面で大きな問題を生みだし、景気の低迷や貧困をもたらしかねない」と述べて、独立したとしてもマイナス面ばかりだとして懸念を示しました。
スペインでは北東部のカタルーニャ州で独立を目指す動きが高まっていて、今月11日には、独立の賛否を問う住民投票の実施を求めて大規模なデモが行われました。
ラホイ政権は、憲法違反だとして住民投票を認めておらず、この日の議会では、独立に向けた一連の動きについて「ヨーロッパ統合の精神を破壊する魚雷のようだ」と批判し、警戒を強めていました。
日本からも、一部の悪乗りした連中がスコットランドに行っているようだ。
ただ、その中には、支那人や朝鮮j人の成りすましも含まれている。
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/photonews/395417/
スコットランドの独立にインスピレーションを求める、日本の沖縄も琉球民族の独立を追求へ―英メディア
2014年09月16日、新華経済
中国網は16日、「スコットランドの独立にインスピレーションを求める、日本の沖縄も琉球民族の独立を追求へ」と題した記事を掲載した。
14日付の英紙ガーディアンによると、スコットランドの独立を問う住民投票の実施を控え、海の向こうで同じように独立を求める沖縄の人々が15日、スコットランドに到着した。現地の独立運動からインスピレーションや経験を得ようというもの。沖縄の独立運動はスコットランドとは比べ物にならないほど小さいが、独立を支持する過激派たちは、政府が住民の意向を無視して米国のために新たな海軍基地を建設することへの不満を利用すればさらに多くの支持が得られると考えている。
友知政樹・沖縄国際大准教授は、琉球民族独立運動の中心的人物。「スコットランドには独立する権利がある。現地の人々には自分の未来を自分で決める権利がある。これは世界中の誰もが願うこと。沖縄も同じだ」と指摘し、スコットランドが独立を果たした場合、英国の他の地域や国際社会がどのような反応を示すかに興味があると語った。
▼スコットランドの歴史▼
――――――――――
407年、ブリテン島からローマ軍が撤退
以後、諸民族による群雄割拠、勢力均衡
スコットランド北西部をスコット人(ダルリアダ王国)、北東部をピクト人(アルバ王国)、南部をブリトン人(ストラスクライド王国(英語版))とアングル人(ノーサンブリア王国)が支配
843年、北西部のダルリアダ王国のケネス1世 (スコットランド王)が、北東部のアルバ王国を征服。
スコットランド王国が成立。
1071年、ブリテン島南部イングランド王国を支配するウィリアム征服王が、北部のスコットランド王国への侵攻を開始。
以降、イングランド王国とスコットランド王国は、和議と抗争が繰り返し、両王家で婚姻関係も結ばれる。
13世紀~14世紀、スコットランド独立戦争
1314年、バノックバーンの戦い。
ロバート・ブルースがスコットランドの大部分を再征服。
1707年、スコットランド王国とイングランド王国が合同し、グレートブリテン王国(GB)又はグレートブリテン連合王国(UK)となる。
1746年、カロデンの戦い(カロデン・ムアの戦い)
ジャコバイト(スコットランド人中心)によるグレートブリテン王国に対する最後の組織的反乱。
ジャコバイトの反乱軍が敗北
――――――――――
ジャコバイト(Jacobite)とは、1688年頃の名誉革命で、イングランドの王位から追放されたジェームズ2世を擁護する勢力の通称。 (ジャコバイトはジェームズのラテン名)
ジェームズ2世のステュアート家はスコットランド系であり、ジャコバイト最大の支持勢力は、スコットランド人だった。
ジャコバイトとイングランドの争いにより、スコットランドからジャコバイトが南下し、ロンドンは度々脅かされていた。
このジャコバイトとイングランドの争いについては、イギリス国歌『God Save the Queen』6番(6節)に、歌詞「Rebellious Scots to crush 反逆スコットランド人を壊滅させよ」とあり、現在でも残ったままとなっている。
――――――――――
Lord grant that Marshal Wade
May by thy mighty aid
Victory bring.
May he sedition hush,
And like a torrent rush,
Rebellious Scots to crush.
God save the Queen(King)!
――――――――――
ウェイド元帥の勝利が
主の強大なる助力によりもたらされんことを
彼が反乱を鎮めんことを願わん
激流の如きスコットランドの反乱を打ち破らん
神よ我等が女王(国王)を救いたまえ!
――――――――――
歌詞に出てくるウェイド元帥とはジャコバイト鎮圧などで活躍した軍人ジョージ・ウェイドのことだ。
イギリスでは、一部議員から第6節を国歌から削除する案が提出されているが、反対意見が多く、そのまま残っている。
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