
怒りの前原番長、産経新聞に殴り込みか!?
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220228066.html
産経記者の会見出席を黙認 民主・前原政調会長
(02/28 21:12)
テレビ朝日ニュース
民主党の前原政調会長は、自らの記者会見に産経新聞社の記者の出席を拒否していた問題で、今回、出席を事実上、黙認しました。そのうえで、改めて一連の記事に対する社としての回答を文書で求めました。
前原政調会長:「(Q.出席できなかった理由は)事実と異なることについて書かれていて、それについての回答を文書で求めるということで頂いていませんでした。そのことで、私はお断りしたということでございます。その大方針については変更ありません」
前原氏は、23日の記者会見で自らに対する産経新聞の一連の報道が「事実に基づかない悪口の類で、受容の限度を超える」として、産経新聞記者の出席を拒否していました。しかし、今回の会見については、出席を黙認しました。前原氏は、産経新聞記者からの前回は出席が認められなかったとの抗議に対し、「マスコミには報道する自由や権利があり、制限するつもりは毛頭ない。しかし、事実に基づいて報道してもらいたい」と述べました。
2月23日夕方、民主党の前原誠司政調会長は、国会内で開いた定例記者会見で産経新聞記者の出席を拒否した。
前原誠司は、産経新聞が2月23日午前、前原のことを「言うだけ番長」と記載したことに抗議し、産経記者を排除したのだ。
2月23日昼、産経記者は人事異動のあいさつをしようと、前原と国会内で接触した。
すると前原は「君に話があるんだ」と話し、産経記者を衆院議員会館の自室に連れて行き(番長みたいだ)、次のように話した。
「ことあるごとに『言うだけ番長』と書くのはなぜか。本社の会長の名前で正式に文書で回答してほしい。それがなければ今後、産経には政策調査会の取材を認めない」
「記事を読むだけで暗い気分になる。これは子供のいじめやペンの暴力の次元だ。回答が来るまでは記者会見も取材も認めない」
産経記者は、上司に相談した後、再度前原に接触し、どういう内容の回答を求めるのか、文書で提示するよう求めた。
この時、前原は「考える」と述べるにとどめていたという。
そして、前原は会見場所を別な場所に移した。
そこでは民主党の職員は、出席者に対して普段は求めない名刺提出を求め、産経新聞記者に対して「産経新聞はお断りしています」と述べ、前原政調会長の定例記者会見から排除した。
産経記者が理由を尋ねると、民主党職員は「詳細は承知していない」と返答したという。
ところが、その後、前原が産経記者を会見から排除したことが報道され、産経新聞以外のマスメディアなどからも前原に対する非難の声が上がった。
すると、2月28日になって、前原は、産経新聞記者の出席を黙認した。
結局、産経新聞記者の排除も「言うだけ」に終わり、前原の「言うだけ番長」(口だけ番長)に新たな実績が加わっただけとなった。

口だけ番長参上!
前原は、産経新聞が前原を「言うだけ番長」と書いたことについて「事実に基づかない悪口」とか「事実に基づいて報道してもらいたい」と述べたが、前原の「言うだけ番長」は本当に事実ではないのだろうか?
私は、2011年2月13日付ブログ記事で、【「竜頭蛇尾」の生きた見本、前原誠司の「口だけ番長」実績】と題して、前原の「口だけ番長」の実績を掲載した。
▼▼「竜頭蛇尾」の生きた見本、前原誠司の「口だけ番長」実績▼▼
2006年
●「永田偽メール事件」(堀江メール問題、前原偽メール事件)で「期待しておいてください」発言
2006年2月16日、民主党の永田寿康議員は、「証券取引法違反で起訴されたライブドア元社長の堀江貴文被告が、2005年8月26日付の社内電子メールで、自らの衆院選出馬に関して、武部勤自民党幹事長の次男に対し、選挙コンサルタント費用として3000万円の振込みを指示した」などと指摘。
2月21日の会見で、民主党の前原誠司代表は翌22日の党首討論で新たな証拠を提示する旨の発言。
「期待しておいてください」と疑惑解明に期待感を持たせる発言をした。
上記のように、前原は2月22日の党首討論の前にマスコミに疑惑追及に期待を持たせる発言をしていたが、新たな証拠を開示できなかった(その後永田は議員辞職、2009年に自殺)。

永田寿康議員
2009年9月
●八ッ場ダム中止宣言
2009年9月17日未明、前原は国土交通大臣に就任直後、記者団の取材に対して、国が進めていた八ッ場ダム(群馬県)と川辺川ダム(熊本県)の建設事業について「マニフェストに書いてあることなので中止します」と明言。
しかし、関係自治体などが猛反発すると、ウヤムヤにした。

前原大臣vs6人の知事
2009年9月
●「JAL再生タスクフォース」(チーム前原)
2009年9月17日、前原国交相は、「日本航空が破綻する事態は絶対あってはならない」と明言!
2009年9月25日、前原誠司国土交通相は、日本航空再建のため専門家らによる大臣直轄の特別チーム「JAL再生タスクフォース」(チーム前原)を設置、同社の再建は政治主導で進めることとした。
前原は主力取引行と共に私的整理の方策を探っていた。
ところが、JALが支援を要請した企業再生支援機構が会社更生法の適用による事前調整型の法的整理の意向を示したため、前原はこれに押し切られる形でJALの法的整理を容認した。
結局、日航は22年1月に会社更生法の適用を申請し経営破綻となった。

JAL再建問題で、前原国土交通相直属の専門家チーム「JAL再生タスクフォース」は成果がないまま役割を終えた。
2010年2月
●トヨタ批判「トヨタはユーザーの視点欠如」

「トヨタは顧客の視点が欠如している」
2010年2月5日夜、前原誠司国交相は、閣議後会見で、トヨタ新型『プリウス』のブレーキ不具合の対応について、「顧客の視点がいささか欠如しているではないか」とトヨタを非難した!
アメリカで荒唐無稽な「トヨタ叩き」が吹き荒れる中、日本の国交省がトヨタを庇うどころか、「長いものには巻かれろ」と言わんばかりにアメリカの「荒唐無稽なトヨタたたき」「誹謗中傷」「風説の流布」に便乗した。
その後2011年2月、米運輸省がトヨタ自動車の急加速問題で「電子制御システムに欠陥なし」との最終報告をまとめたが、当時「トヨタは顧客の視点が欠如している」と批判した前原は知らんぷりをしている。
2010年9月
●「中国の軍事力増強は『現実的脅威』か?」の質問に明言を避けた!
2005年12月8日に当時野党民主党の代表だった前原は、米ワシントンのシンクタンク、米戦略国際問題研究所(CSIS)で行った講演で、「中国は経済発展を背景にして、20年近くも軍事費は毎年10%以上の伸び率を確保し、軍事力の増強、近代化を進めています。実際には中国政府が公表している2倍から3倍の軍事費が使われているのではないかとの指摘もあります。これは現実的脅威です」と発言した。
ところが、2010年9月17日夜外務大臣に就任した前原誠司は、記者会見で、支那が【現実的脅威】かとの質問に対して明言を避けた。
●北方領土や竹島をロシアや韓国の不法占拠と回答せず
また、同じく2010年9月17日夜外務大臣に就任した記者会見で、前原は竹島について韓国による【不法占拠】という言葉の使用の是非を質問されたが、回答を避けた。
さらに、北方領土について、ロシアによる【不法占拠】と言い続けるべきか質問されたが、回答を避けた。
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■動画
前原外務大臣会見(平成22年9月17日)
http://www.youtube.com/watch?v=PVoVxjxXVr4
3:45~6:10、11:00~12:13
記者
前原さんが民主党代表時代に「中国は【現実的脅威】である」と発言したが、現在でも【現実的脅威】なんでしょうか?
これに対して、前原外相は明言を避けた。
24:00~24:45
記者
政府の見解では「竹島は韓国によって【不法占拠】されている」ということになっていますが、岡田前外相は【不法占拠】という言葉を使わなかった。
前原大臣はどう考えていますか?
前原は、明確な回答を避けた。
28:25~29:50
記者
前原大臣は去年、国土交通相、沖縄・北方担当相の時「ロシアが北方領土を【不法占拠】しているということを言い続けていかなければならない」と発言していたが、今後も言い続けていかなければならないと考えているか?
前原は明確な回答を避けた。
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(つづく)