海外からの支援に“障壁”「日本に恩返し」の思い、行き場失う
産経新聞 3月24日(木)17時46分配信
【シンガポール=青木伸行】日本に対する諸外国からの善意と支援が行き場を失っている。混乱の中で、日本側の受け入れ態勢に不備があるのみならず、食品安全基準などが支援の大きな障害になっているようだ。日本に在留する母国民の安否確認と安全確保に追われる傍ら、支援に尽力している各国政府の「恩返しをしたい」という思いを、日本政府は結果的にソデにする格好となっている。
ある国は、毛布を数万枚送ると申し出た。だが、日本政府はサイズ(80センチ×80センチ)を指定し、送られる予定の毛布が、わずか20センチほど「規格」に合わないとわかると、受け入れに強い難色を示した。すったもんだの末に、ようやく「規格外」の毛布が日本に届いた。
日本政府から、救助犬の派遣を真っ先に要請され、それに応じて送り出そうとした矢先に、「待った」をかけられたケースもある。その際の説明は「空港での検疫に1カ月かかる。これを1週間に短縮してもいいが、救助犬をその間管理できない」だった。
結局、救助犬が日本の地を踏むことはなく、関係者は「韓国やニュージーランドなどからは救助犬が入ったのに、なぜなのか」といぶかる。
コメ数万トンの援助を事実上、断られた例もある。送る予定のコメは日本人の口には合わないだろうと、わざわざモチ米を混ぜる工夫も施されていた。しかし、日本政府は「国内に余剰米があり、コメが不足しているわけではない」と回答。ただ、すでに空輸の手はずを整え終えた一部だけは、かろうじて届けられた。
食料品を送ろうとして「食品安全基準のチェックがされていない。日本語の表示ラベルも張られていない」と、拒否された例もある。
一方、フィリピンのアキノ大統領は17日、マニラの日本大使公邸を訪れ記帳した際に、支援を改めて申し入れた。日本側の答えは「『本国からの回答を待っている』だった」(大統領)。
フィリピン政府はすでに、支援物資を整え日本側の「ゴーサイン待ち」。同政府筋は「第1便として、48品が入った箱を250箱用意した。カップ麺やコメ、缶詰、タオルなどが入っている」。ようやく25日、日本に空輸される見通しとなった。
ベトナム政府もコメや毛布を送る意向を伝えているが、「日本政府は何も言ってこない」(同政府筋)と、戸惑いを隠さない。
日本側には支援を受け入れても保管場所の確保や、被災地への輸送がままならないという事情がある。このため、物資ではなく義援金に切り替えてほしい、と要請された国も多い。
だが、「日本からはこれまでにいろいろな支援を受けてきたので、その恩返しをしたい。受け入れ側の事情もよく理解しており、不必要なものを送るつもりもない。それでも日本政府の対応は首をかしげる」(東南アジア筋)という声は小さくない。断るにせよ、礼を尽くすべきだろう。
>ある国は、毛布を数万枚送ると申し出た。だが、日本政府はサイズ(80センチ×80センチ)を指定し、送られる予定の毛布が、わずか20センチほど「規格」に合わないとわかると、受け入れに強い難色を示した。
完全な役人仕事、民主党仕事だ。
>日本政府から、救助犬の派遣を真っ先に要請され、それに応じて送り出そうとした矢先に、「待った」をかけられたケースもある。その際の説明は「空港での検疫に1カ月かかる。これを1週間に短縮してもいいが、救助犬をその間管理できない」だった。
1週間も経てば瓦礫の下にいる被災者はほぼ間違いなく死ぬ。
3日から1週間経って餓死したり衰弱死したりするより前に、3月の東北地方は気温が氷点下まで下がるため、1日か2日で凍死するのだ。。
今回の大震災は3月に東北地方(特に太平洋側は日本海側より気温が低い)で起こったことを考慮すれば、被災者の生死を左右する分岐点を「発生から72時間」でなく、48時間以内が勝負だったはずだ。
ましてや、救助犬を入れるのを1週間も待っていたら、生存率は限りなくゼロに近づく。
>結局、救助犬が日本の地を踏むことはなく、関係者は「韓国やニュージーランドなどからは救助犬が入ったのに、なぜなのか」といぶかる。
これは非常に問題だ。
是非とも国会で追及してほしい。
口蹄疫まみれの韓国から来た救助隊と救助犬はすんなり入れて、他の国の救助犬は検疫で1週間も待たせたのだから、政府は国民に対して納得の行く説明をしなければならない。
また、3月15日付ブログ記事でも述べたとおり、日本政府は支那へ配慮したために台湾の救援隊を丸2日待たせてから入国させた。
この件についても、政府は国民に対して納得の行く説明責任がある。
●関連記事
人命より支那への配慮を優先し台湾救助隊を待機
支那と韓国の救助隊だけ国賓待遇
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4176.html
(一部抜粋)
http://www.asahi.com/international/update/0314/TKY201103140399.html
台湾の救援隊、2日待たされ到着 日本、中国側に配慮か
2011年3月14日20時48分、朝日新聞
【台北=村上太輝夫】台湾の救援隊が14日、羽田空港に到着した。11日の地震発生直後にすでに隊員派遣の用意を表明しながら、丸二日も待機を強いられた。台湾側は「中国要因でしょう」(外交関係者)と受け止めている。
日本側はいったん救援隊を受け入れると返答したが、その後「現場が混乱している」として、待つよう要請した。だが、その間に各国から救援隊が入り、台湾メディアから「なぜ入れないのか」と疑問が出始めていた。
日本政府は1972年に台湾と断交、「台湾は中国の一部」とする中国の立場に配慮しており、台湾隊をいち早く受け入れることをためらったとみられる。
13日に中国の救援隊が現地入りし、同日夜にやっと台湾隊受け入れが決まった。
何と、日本政府は、国民の人命救助よりも、支那への配慮を優先した。
絶対に許せない!
これは、【不作為「未必の故意」による殺人罪】が成立する。
心ある国会議員は、是非とも、日本政府の【不作為「未必の故意」による殺人罪】を追及してほしい。

海外メディアが報じた東日本大震災の犠牲者
台湾に対しても申し訳ないし、恥ずかしい。
実は、日本政府の外国に対する非礼や差別は、この台湾に向けた事件だけではない。
日本政府は、支那と韓国の救助隊だけを国賓待遇の特別扱いし、他の国々とは明確に差別している。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110314/dms1103141243009-n1.htm
国賓待遇の救助隊って…中韓をなぜ特別扱いするのかっ!
2011.03.14、zakzak
東日本大震災の被災者を救出するため、世界各国から緊急救助隊が駆け付けているが、なぜか、中国と韓国の救助隊だけを外務副大臣が空港で出迎えていたことが分かった。菅政権の特異な感覚が明らかになった。
韓国の救助隊(5人)は12日、中国の救助隊(15人)は13日に羽田空港に到着。それぞれ、高橋千秋副大臣と伴野豊副大臣が出迎えたという。同盟国であり、空母ロナルド・レーガンや多くの在日米軍を動員、約150人もの大救助隊を派遣した米国をはじめ、英国(63人)、シンガポール(5人)など世界各国から救助隊は駆け付けているが、副大臣が出迎えたのは中韓2国だけ。
菅政権は、韓国に一方的に古書を引き渡すことを約束したり、尖閣沖での中国漁船衝突事件の映像を隠蔽するなど、中韓2国を優遇する姿勢が目立つ。日本史上最大の大震災で閣僚クラスは大忙しなのに、なぜ、そこまで特別扱いするのか!?

日本の外務副大臣が空港で出迎え、マスコミが執拗に報道した韓国救助隊
(実際には被災地で救助活動をせず、韓国人の安否確認や原発のデータ収集などを行う)
同盟国の米国(約150人)や英国(63人)の救助隊などより、敵国の支那(15人)と韓国(5人)の救助隊を特別に優遇している。
支那と韓国の救助隊だけを外務副大臣が空港で出迎えていたのだから、菅内閣は支那と韓国の召使い、いや奴隷と言って良い。
本当に恥ずかしい。
日本政府だけではなく、マスコミの報道ぶりも同様に異常だ。
●参考
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アメリカ 空母派遣 援助隊140人 救助犬10頭以上 救援用機材約150トン分
ニュージーランド 援助隊54人 救助犬
オーストラリア 救助隊72人 救助犬
ドイツ・スイス 援助隊70人 救助犬
イギリス 援助隊63人 救助犬2頭
フランス 援助隊30人
タイ 援助隊24人 救助犬6頭 義援金1400万円
トルコ 援助隊3チーム
シンガポール 援助隊5人 救助犬5頭
ロシア 天然ガス15万トン 救援隊200人待機
アフガニスタン 義援金400万円
(激戦中にもかかわらず「アフガン復興を支援してきた日本に対し、市民を代表して地震と津波の被災者を支援したい」)
★台湾 義援金2億8千万円 ★救助隊は支那への配慮から2日待たされ到着
(最も早く支援を表明し、これだけの巨額の支援にもかかわらず、全くと言うほど報道されず)
▲韓国 援助隊5人 犬2 義援金0円 ▲副大臣が空港に出迎える国賓待遇
(救援隊ではなく、自国民の安否確認のための、役人の日本視察。殆ど東京に滞在。TVでは「一番乗り」と大々的に報道)
▲支那 援助隊10人 義援金1000万円 ▲副大臣が空港に出迎える国賓待遇
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(つづく)