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1.鳩山「盗んだもの(尖閣)は返すのが当然」北京でも発言・嘘で支那の日本侵略を誘因・外患誘致

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鳩山氏、「盗んだもの(尖閣)は返すのが当然」 中国でも発言

鳩山氏、「盗んだもの(尖閣)は返すのが当然」 中国でも発言
■動画
鳩山元首相、尖閣諸島について、中国政府の主張に理解を示す発言(13/06/27)
http://www.youtube.com/watch?v=-lQhJwmw3Sw

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130627-00000125-jij-pol
尖閣「盗んだものは返すのが当然」=鳩山元首相、中国でも発言
時事通信 6月27日(木)18時8分配信

 【北京時事】鳩山由紀夫元首相は27日、北京市内で開かれた清華大学主催のフォーラムに出席し、沖縄県・尖閣諸島について「ポツダム宣言の中で日本が守ることを約束したカイロ宣言は『盗んだものは返さなければならない』としており、中国側が(返還すべき領土の中に尖閣諸島が)入ると考えるのも当然だ」と述べた。

 鳩山氏は訪中前、香港のフェニックステレビのインタビューで同様の発言をし、菅義偉官房長官が25日に「絶句した。開いた口がふさがらない」と批判。この日の発言は、講演後の質疑応答の中で、傅瑩・全国人民代表大会外事委員会主任委員(前外務次官)と同席した公開の場で飛び出した。中国でも日本政府と異なる見解を改めて強調したことで、波紋が広がる可能性が高い。

 1943年のカイロ宣言は「満州、台湾、澎湖諸島のように日本が清国から窃取した一切の地域を中華民国に返還する」としており、中国はその中に尖閣諸島が含まれると主張。鳩山氏は「カイロ宣言の中には(返還されるべき領土として)台湾、澎湖諸島以外の島もあると中国側が考えるのは当然だ」と指摘。

 さらに「(日清戦争終了直後の1895年の)下関条約ができる3カ月ほど前に(尖閣諸島は)日本領として閣議決定した事実がある。中国側として中華民国に返せという中に当然入るのではないかという理解は成り立ち、それを否定するものではない」と語った。

 鳩山氏はフォーラム出席後、記者団に対し、尖閣諸島は日中が国交正常化した「約40年前に棚上げしようと決めた」と述べ、日本政府が否定する領有権の棚上げがあったとの認識を示した。
 

>鳩山由紀夫元首相は27日、北京市内で開かれた清華大学主催のフォーラムに出席し、沖縄県・尖閣諸島について「ポツダム宣言の中で日本が守ることを約束したカイロ宣言は『盗んだものは返さなければならない』としており、中国側が(返還すべき領土の中に尖閣諸島が)入ると考えるのも当然だ」と述べた。


日本は、沖縄県・尖閣諸島を盗んでいないため、鳩山由紀夫の発言は物凄い出鱈目だ。

また、「カイロ宣言」と「ポツダム宣言」には、日本の領土について法的拘束力は全くない。


最終的に日本の領土を法的に確定したのは、1952年発効のサンフランシスコ講和条約だ。

サンフランシスコ講和条約によって日本は日清戦争で清国から割譲を受けた台湾及び澎湖諸島の領有権を放棄したが、尖閣諸島は「台湾及び澎湖諸島」に含まれず、沖縄県に含まれていたため、尖閣諸島を含む沖縄県は、米国の施政下に置かれた。






>鳩山氏は訪中前、香港のフェニックステレビのインタビューで同様の発言をし、菅義偉官房長官が25日に「絶句した。開いた口がふさがらない」と批判。


香港のフェニックステレビのインタビューでの発言は、6月25日の午前、支那で放送された。
鳩山、「日本が尖閣盗んだ」表明で大炎上! 「私は言っていない」と釈明開始


菅義偉官房長官は25日、鳩山由紀夫が支那と主張と同じ発言をしたことに関し「国益を著しく損なうもので、断じて許すことはできない」、「開いた口がふさがらない。憤りを感じる」と批判し、強い不快感を表明した。
菅義偉官房長官は25日、鳩山由紀夫元首相が沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張する中国に理解を示す発言をしたことに関し「国益を著しく損なうもので、断じて許すことはできない」と強い不快感を表明しました。

菅氏は記者会見で、鳩山氏の言動について「開いた口がふさがらない。憤りを感じる」と批判しました。


実際に日本の元首相がこのような発言をすれば、内容が明らかな事実無根であったとしても、第三者的な立場である諸外国が『日本より支那の主張の方に理がある』との印象を持ってしまう。





>1943年のカイロ宣言は「満州、台湾、澎湖諸島のように日本が清国から窃取した一切の地域を中華民国に返還する」としており、中国はその中に尖閣諸島が含まれると主張。鳩山氏は「カイロ宣言の中には(返還されるべき領土として)台湾、澎湖諸島以外の島もあると中国側が考えるのは当然だ」と指摘。


まず、カイロ宣言は、戦争中に日本の敵国どもが勝手に話をした事のプレスリリース(声明書)に過ぎず、日本の領土について法的拘束力は全くない。
ついでに言っておくと、カイロ宣言には、時間と日付が記されていないし、3首脳(蒋介石、ルーズベルト、チャーチル)の何れも署名がなく、事後による追認もなく、授権もない。
カイロ会談:蒋介石、ルーズベルト、チャーチル(1943年11月25日)
カイロ会談:蒋介石、ルーズベルト、チャーチル(1943年11月25日)

次に、尖閣諸島は明治28年(1895年)より日本固有の領土であり、カイロ宣言にある「日本が清国から窃取した地域」には、全く該当しない。
1895年に日本と清国が締結した下関条約(日清講和条約)で割譲範囲を規定した第2条「二、台湾全島およびその付属諸島嶼」の中に、尖閣諸島は含まれていない。
明治28年の下関条約第2条
明治28年の下関条約第2条


また、当時、「尖閣諸島」のことが「琉球諸島」から切り離して議論された形跡は、全くない。
つまり、カイロ宣言においても、支那などの連合国が『尖閣諸島は「台湾」の附属島嶼に含まれる』と認識していた証拠は全くない。
実際に、沖縄県がアメリカ占領下にあった時代でも「尖閣諸島」は完全に「琉球諸島」の一部として運用され、米軍が訓練に使用していた。


さらに、米国公文書館にある「カイロ議事録」の323~324頁に、【ルーズベルトは、蒋介石に対して「琉球諸島全部を中華民国に渡したい」と申し入れるが、蒋介石は拒否したので、沖縄県の帰属は日本へ残すことになった】とある。


それから、尖閣諸島とは関係ないが、カイロ宣言に関して念のため言っておくと、満州についても日本が清国から窃取した地域ではない。
満州は、むしろ支那(中華民国)が清国から奪った(支那が清国から独立した際に逆に侵略し返した)地域であり、その後1931年からの満州事変によって満州国として独立していた。





 
(つづく)

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